DSC00011
 PSVRの発売、盛況によって今最も熱いコンテンツであろうVR業界。
悲しいかなミーハーな僕は、PSVRHTC viveをいつの間にかその両脇に抱えていた。
各VR機器のレビューについては腐るほど記事があるだろうから割愛するが、一言だけ言わせてもらうといずれも「最高」だった。
VR黎明期である現在、重量や解像度、VR酔い等の問題点は存在するものの、それらを鑑みてなお「最高」と言える。
体験したことがないなら秋葉原にでも行って一度試すべき!
きっとこの時代に生まれてきたことを感謝するようになるだろう。
HMDVR2


 ところで、世間はVRについてどんなイメージを持っているのだろうか?
いくつかのニュース番組ではPSVRが発売されたことで、出演者を交えた実演までして大々的に取り上げられていたりする。
またネットでは「VR」と2文字検索するだけで、見きれないほどの記事が出てくる。
しかしその報道の仕方に注意を払うと、VRをどうも一つの「新しいゲームの形」として認識しているのではないかと不安になる。

違う、そうじゃない。
oZsU6Jf


 確かにPSVR,HTCvive,Oculus Riftは共にゲーミングデバイスだが、ゲームができるというだけでゲーム専用ではない。
要するに何が言いたいかと言うと、VRは「新しいディスプレイの形」なのさ。
現存する液晶テレビやpcディスプレイに取って代わりえるもの、それがVR。
VR空間であれば、映画館にあるような巨大ディスプレイを自宅にいながら簡単に再現できる。
03
 もちろんソフトがあれば再生している映像を共有できるし、複数人の使用でも問題ない。
よってVR機器があれば、かさ張るテレビやpcディスプレイは必要なくなるのだ。
と、夢のある話をしたが...もとい今すぐにという話ではない。
先に述べたように現行機では、重量や解像度という課題があり、更に価格が、VR機器10万円にそれを動かすPCとなると総額30万円近くなってしまい、一般家庭では手を出せないレベルにある。
残念ながら技術的にもコスト的にも、一人一台VRの時代はまだ先のようだ。
これらの課題を解決するには、市場の成熟が必要であり、ゲー厶とアダルト関係にしか使用してない現状を改善することがなにより肝要だと思う。
そしてそれを改善する為の第一歩として、ゲームに興味のないような一般人がVRを体験するべきなのだ。
技術の高進が予想される将来に向けて、体験すればきっと分かるVR技術の価値を知ってもらえるだけでいい。
そう、知ってもらいたい。
VRはゲーマーだけのものじゃない、あまねく存在する人間すべての為のデバイスであることを。
これから先、一般向けのVRコンテンツが拡充され、VRがより幅広い層に普及することを願っています。
VR万歳!